はじめに
離婚を考えるとき、一番の不安はやはり「生活していけるかどうか」ではないでしょうか。
特に子どもがいる場合、自分だけでなく家族の生活も背負うことになるため、収入の確保は大きな課題になります。
「離婚したい気持ちはあるけれど、経済的にやっていけるのか不安で踏み出せない」
「働き方を変えたいけれど、子どもとの時間や心のケアはどうなるの?」
そんな迷いを持つ方は決して少なくありません。
私自身も、離婚を決める前に収入や働き方について何度も悩み、模索を繰り返しました。
この記事では、私の体験談を交えながら「離婚前から準備しておきたい就職・働き方の考え方」についてお伝えします。
離婚前から収入源を確保すべき理由|経済的自立と心の安定
離婚前から収入源を確保することは、単に生活費の問題にとどまらず、あなた自身の心の安定とお子さんの将来を守る上で非常に重要です。
経済的自立の重要性:生活の基盤を築く
離婚後、元配偶者からの養育費や慰謝料だけでは生活を維持するのが難しい場合が少なくありません。
養育費は算定表に基づいて決まりますが、将来的に減額されたり支払いが滞ったりするリスクもゼロではありません。
自分で安定した収入源を持つことは、いかなる状況にも対応できる経済的なセーフティーネットとなります。
また、お金に余裕があることは精神的な安定にも直結します。日々のお金に対する不安から解放されることで心の余裕が生まれ、前向きに新生活をスタートさせることができます。これはお子さんとの関係を良好に保つためにも不可欠です。
子どものために:将来の選択肢を広げる
お金の余裕は教育や習い事など、お子さんの将来の選択肢を広げる力になります。
また、経済的な不安がない環境はお子さんの心の安定にもつながります。
親が経済的に自立して前向きに生きている姿を見せることは、子どもにとって大きな安心感と希望になります。
離婚後の生活に必要なお金
子連れ離婚を考えるときに避けて通れないのが「生活費の見通し」です。
ひとり親世帯の平均生活費は月およそ15〜20万円と言われています。(※地域や子どもの年齢によって差あり)
参考:
ただし、この数値は調査年や世帯人数(子どもの年齢や人数)によって変動するため、最新の調査結果や詳細な内訳を確認することが重要です。
さらに、養育費が支払われるかどうかも大きなポイント。目安は子ども1人につき月数万円ですが、実際には滞納や減額も多く報告されています。
養育費だけに頼らず、自分の収入で最低限の生活を支えられるかを考えておくことが大切です。
また、ひとり親には国や自治体からの公的支援があります。代表的なのが児童扶養手当で、所得に応じて支給されるひとり親家庭の基本的な支援制度です。
その他にも医療費助成や住宅支援などがあり、役所で相談することで利用できる制度を確認できます。
私の体験談|試行錯誤の就職活動と働き方
パート勤務から見えてきた現実
離婚前、私はフルパートで月12〜13万円ほどの収入がありました。
職場は少人数で休みやすい環境でしたが、負担も大きく、体力的・精神的に限界を感じていました。
「このまま続けて子どもたちを支えられるのか」と考えた結果、退職を決断しました。
土日祝休みにこだわった理由
次の仕事探しでは「土日祝休み」を譲りませんでした。
子どもの学校行事や家族の時間を大切にしたかったからです。
しかし、この条件に合う求人は少なく、仕事探しは想像以上に厳しいものでした。
理想の職場との出会い
苦労の末、ようやく今の仕事に出会えました。
土日祝休みで子育てに理解があり、急な休みにも対応してもらえる環境です。
仕事内容は倉庫作業で個人作業が多く、人間関係のストレスも少なく、精神的にとても楽になりました。
この職場に出会えたことで心に余裕が生まれ、子どもとの時間をより大切にできるようになりました。
4. 働き方の選択肢とリアルな比較
離婚後の生活を考えるとき、どんな働き方を選ぶかはとても重要です。
以下に代表的な働き方のメリット・デメリットを表にまとめました。
| 働き方 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| パート・アルバイト | ・シフトの融通が利きやすい ・学校行事や子どもの体調不良に対応しやすい ・未経験でも始めやすい |
・収入が低め ・ボーナス・昇給が少ない ・社会保険に入れない場合あり |
| 派遣社員 | ・パートより時給が高い ・職場を選びやすい ・事務系・専門職など幅広い |
・契約更新が必要で安定しにくい ・契約終了で収入が途切れるリスク ・福利厚生は派遣会社次第 |
| 正社員 | ・安定した収入と社会保険 ・ボーナスや昇給あり ・キャリアを積みやすい |
・フルタイム勤務で時間の融通が難しい ・子どもの行事や急な休みに対応しづらい ・家事・育児との両立が大変 |
| 在宅ワーク (フリーランス・業務委託など) |
・子どもと一緒にいながら働ける ・通勤時間が不要 ・スキル次第で高収入の可能性 |
・収入が不安定 ・軌道に乗るまで時間がかかる ・仕事獲得の努力が必要 |
👉 働き方を選ぶときのポイント
・収入の安定を優先したい → 正社員・長期派遣
・子どもとの時間を大切にしたい → パートや在宅ワーク
・まずは両立を試したい → パート+副業(在宅)
おすすめの就労支援サービス
ひとり親の就職や働き方を支えてくれるサービスは意外と多くあります。
収入面の不安を少しでも解消するために、こうした支援制度を積極的に活用しましょう。
- ハローワーク マザーズコーナー
子育て中の方向けに、短時間勤務や子育てに理解のある求人を紹介。担当者による個別相談も可能。 - ひとり親家庭自立支援センター
各自治体が設置しており、職業相談やスキルアップのための講習会を実施。資格取得の支援制度も。 - 職業訓練(公共職業訓練・求職者支援訓練)
無料または低額で、パソコンスキルや介護・保育などの専門資格を取得できる制度。訓練期間中は手当が支給される場合も。 - 女性向け転職サイト・エージェント
「女の転職type」「ママワークス」など、子育てと両立しやすい求人を扱うサービスも増えています。
就職活動は一人で抱え込むと不安が大きくなります。
公的機関や民間サービスをうまく組み合わせることで、自分に合った働き方が見つかりやすくなります。
まとめ|収入と働き方は家庭の安定に直結する
離婚を考えるとき、収入や働き方は最大の課題です。
私も「収入を増やしたい。でも子どもの心も大切にしたい」と何度も葛藤しました。
経験から学んだのは、金額だけでなく働き方そのものが家庭の安定に直結するということ。
フルタイムでがんばる時期もあれば、パートや在宅ワークで家庭を優先する時期もあるでしょう。
そしてもう一つ大事なのは、公的支援や就労支援サービスを活用することです。
情報を集めて制度をうまく使うことで、心にも時間にも余裕が生まれます。
離婚後の生活は不安でいっぱいですが、収入の確保と働き方の選択を少しずつ整えることで、子どもとの生活は確実に安定していきます。

