安心して離婚に踏みだすための8つのステップ

子どもを連れて離婚を決意したとき、私は何から手をつけていいか分からず、毎日が不安でいっぱいでした。
ネットで情報を集め、少しずつ行動できるようになったものの、迷いや不安は波のように押し寄せてきます。
夜中にスマホで検索しながら泣いてしまう日もありました。

当時はまだ元夫に「離婚したい」とは伝えていませんでした。
それは、自分にとって有利な状況で進められるように準備していたからです。
役所の手続き、住まい探し、子どもの気持ちのケア……考えることが一気に押し寄せてきました。

この記事では、私が実際に経験して「これは絶対に押さえておくべき!」と思った準備を8項目にまとめています。
これから子連れ離婚を考えている方の参考になればうれしいです。


子連れ離婚 必須チェックリスト


親権の確認|後からの変更は困難

ポイント
親権は離婚届提出時に必ず決める必要があり、後から変更するのは難しいです。
子どもの名字や戸籍についても事前に考えておきましょう。

私の体験
元夫は以前「俺が育てたらまともに育たんと思う」と話していたため、私は自然に親権を持つつもりでした。
ただ、子どもが父親を選ぶ場合は尊重する覚悟もありました。

学び
親権や戸籍のことは、感情的にならないうちに冷静に整理しておくことが大事です。


養育費の取り決め|口約束はNG

ポイント
金額・支払日・振込方法・期間を明確に決め、公正証書などで形に残しましょう。

私の体験
子どもたちの権利であり、生活を守るために少しでも多く請求したいところですが、相場もあり、払えない金額を設定して滞納されるよりは、ギリギリでも払える金額を優先しました。
生活費は養育費に頼らず計画し、もし滞ったときに子どもとの生活に影響が出ないようにしました。

学び
「払ってもらえたら助かる」くらいの気持ちで計画を立てると、生活が安定します。


面会交流のルール|曖昧はトラブルの元

ポイント
回数・日程・時間・場所・送り迎えの方法まで具体的に取り決めることが大切です。

私の体験
私は「好きなときに会っていいよ」と自由にしていました。
子どもの精神的な安定を考えたからですが、後々ストレスになる場面も多くありました。

学び
最初からルールを明確に決めておく方が、親も子どもも安心できます。


住まいの確保|生活の基盤づくり

ポイント
役所手続き、学校や保育園の通いやすさ、通勤経路を考慮して決めましょう。

私の体験
持ち家だったため、引っ越しによる負担を避けるため元夫に家を出てもらいました。
その結果、子どもの生活環境や友達とのつながりを守れました。

学び
生活の変化は最小限に抑えると、子どもが安心して新生活を始められます。


就職・収入源の確保|離婚前から準備

ポイント
経済的な自立は最優先。時短勤務や在宅ワークなど柔軟な働き方も検討を。

私の体験
当時はフルパートで月10万円ほどの収入。
正社員も検討しましたが、子どものメンタルケアを優先しました。
職場は休みやすい環境でしたが、少人数のため負担を感じ、最終的に退職を決断しました。

学び
お金だけでなく、働き方が家庭の安定に直結します。


公的支援の確認|制度は必ずチェック

ポイント
児童扶養手当、医療費助成、就学援助など。

私の体験
ネットで簡単に情報収集できるので、調べるのは難しくありません。
本当にありがたい制度で、生活面で大きく助けられています。
特に児童扶養手当には心から感謝しています。この手当のおかげで、今の働き方でも生活を維持できていると感じます。
就学支援については、各自治体で内容や条件が異なりますが、就学児がいる家庭であれば申請できる場合があります。

学び
使える制度は遠慮せずに活用することが、子どもの生活を守る一歩です。


保険・年金の名義変更|地味だけど重要

ポイント
健康保険、生命保険、年金分割の手続きも忘れずに。

特に、年金分割には期限があるため、早めの確認と対応が必要です。
健康保険については、離婚後もしばらくは元夫の扶養のままでも大きな支障はありません。
しかし、将来のトラブル防止のためには、自分名義に切り替えておくほうが安心です。

生命保険の名義変更も、つい後回しにしがちな項目です。別々の生活が始まると、元夫が手続きを面倒に感じ、保険会社への連絡を後回しにしてしまうこともあります。
その結果、いざという時に保険が使えないという事態にもなりかねません。

これらの手続きは地味ですが、放置すると後々大きな問題につながることもあります。
離婚の準備段階からリスト化して、確実に進めていくことが重要です。


子どものメンタルケアと学校との連携

ポイント
家庭内の安心感と学校・園との情報共有が大切です。

私の体験
離婚後の子どもは、環境や生活の変化から不安定になりやすいと知り、私は何よりも子どものフォローを優先しました。
離婚届を提出するタイミングも、子どもたちの学校生活にできるだけ影響が出ないよう、新学期が始まる時期に合わせました。
また、学校や保育園とも事前に情報を共有し、担任の先生や園の先生に状況を理解してもらえるようにしました。

学び
離婚は子どもにとって大きな変化だからこそ、家庭に安心できる時間と空間をつくることが大切です。
離婚届の提出時期を学校生活に合わせ、先生とも情報を共有することで、子どもが安心して過ごせる環境を整えられると学びました。


まとめ|子連れ離婚の準備で未来は変わる

離婚はただの終わりではなく、これからの人生をつくり直す大きなスタートです。
私も不安や孤独に押しつぶされそうになりましたが、事前に準備を重ねることで、少しずつ前を向けるようになりました。

大切なのは、「一人で抱え込まないこと」と「今できることから始めること」です。
情報を集め、味方を増やし、生活の土台を整えれば、きっと未来は変わります。

離婚は決して楽な選択ではありませんが、その先には新しい生活と、子どもたちの笑顔があります。
この8つの準備が、あなたとお子さんが安心して新しい一歩を踏み出すための力になりますように。

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